お疲れ様です!
「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」を見てきました!
ITは1990年版もあるみたいですが私は2017年版(以下、前作)しか見ていなくて今回のTHE ENDはその2017年版の続編にして完結編でした。
ちなみに原作は未読で、これを機に買って読もうと思います。
文庫で買うと冊数が多いですがkindleだとまとめた合本があるんですね。
ITは青春映画
ITはびっくりが結構あるだけでこわさとしてはそれほどでもないと思うんですよね。
ペニーワイズは子供が恐れているものを使って怖がらせて食べる?みたいな感じだけどルーザーズに関しては恐れているものを仲間に知られたり、フォローされたり、鼓舞されたりしてるうちに克服していく感あるし……青春映画ですね。
今回のTHE ENDは犠牲が出てしまったので良かったとはいい難いですが、前作ではペニーワイズにかかわったことで仲間や思い出ができたな~って感じです。
今作でもベバリーとベンはめでたく思いが通じてこれから幸せになりそうだしな。
ペニーワイズが可哀想になってくる
ペニーワイズは物理防御というか扉や壁を隔てたくらいじゃ全然逃げられないですが物理攻撃が通るのは他のホラーにはないポイントですよね。
前作は最終的にみんなでボコボコにして撃退してるし…。
そもそも怪異に対して「殺そう」ってなることってなかなかないよ。
前作とかもう途中からビル怯えるよりキレてたもんな…。
今回もビルは「もう慣れた」とか言ってましたね。(笑)
今回は物理攻撃で倒すことは叶いませんでしたが尖った柵?で刺して動きを止めることはできたし最終的には何か罵倒して無力化しましたからね。
自分で「最強!(最凶?)」って言い張りながらもルーザーズに口々に「ただのピエロ!」「くそピエロ!」「ちっぽけなピエロ!」とか罵られながら小さくなっていってちょっと可哀想に見えてきました。(笑)
ワンオペの限界
まず一人で町中の子供脅かして回ってる時点で人手不足なんですよ。
そこで…かどうかはわかりませんが今回は色々なクリーチャーが登場していました。
フォーチューンクッキーから生まれる虫みたいな怪物とか人間の赤ちゃんみたいな怪物とかコウモリの羽根みたいなのついた怪物とか…。
あとは生首から足が生えた蜘蛛みたいなやつとか巨大なミイラ老婆(?)とか…。
でも老婆はなんか巨大ミイラ老婆になった時よりも人間の見た目の時にベバリーと話してる時の方が不気味でこわかった。
前作でペニーにやられて死んだバワーズの仲間も、ゾンビみたいな見た目になっていましたが獄中のバワーズにナイフを届けに来たり運転手として脱獄を手伝ったりしていましたのでペニーワイズさんもワンオペの限界を感じているように見受けられましたね。
吹替版の声優豪華
MX4Dで見たら吹替だったんですがエディの声が神谷浩史さんで、ごちゃごちゃうるさくて口が悪いエディにとても合ってました。
リッチーは諏訪部さんでいい声だし、イケメンになったベンも小野大輔さんだったりベテランの声優さんたちですごく良かったです。
冒頭の同性愛カップル
冒頭で、祭りに来ていた男性カップルがゲイアンチ?の不良グループみたいなやつにリンチされるんですけどこれはその後の展開をちょっと示唆してたりするんでしょうか?
なんかこのシーンで変に同性愛という概念が頭の片隅に置かれたのか、スタンが手首を切る前に27年前のビルを回想して微笑みながら死んでいったのを「ビルのこと好きだったのか?」って思ったし、ペニーがマイクには他のみんなに知られたくない秘密があるみたいな話をしてた時も「ビルのこと好きなのか?」と思ったし、リッチーにも他のみんなには以下略って時も「ビルのことが以下略」って思ってしまった。(笑)
結果的にリッチーは当たらずしも遠からずというか、ビルじゃなくてエディのことが好きだったのかな?って感じでしたけど。
そう思うと、冒頭のカップルの片方は喘息で吸入器を持ち歩いていたし、エディも喘息ではない気がするけど吸入器をお守りみたいにしてるのでやっぱりこの二人を示唆してたのかなあってちょっと思いますね。
ていうか冒頭のシーン、何もしてないカップルの片方がペニーに食われてリンチしたやつらに何もお咎めないのが悔しいですね。ペニーさんあっちを食ってくれよ。
大体ホラーってこういうことする方が先に犠牲になるイメージ。そして被害者の方もその後やられる。(笑)
今作でコメディアン?になってたリッチーのネタの台詞をエディは知っていたのでエディの方も最近のリッチーを見てたりしたんでしょうか。
あとリッチーがエディのこと好きだったのは前作から意識して作られていたのかとかリッチーがくそみたいな下ネタ連発してたのはカムフラージュ的なことだったのか?とか色々気になってきたのでその辺を注意しながら今度また前作も見てみようかと思います!
それではまた!